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2022年12月2日 (金) 08:47時点における最新版
- 型式
概念上の型式とは、あらかじめ標準の車両及びオプションを定義し、装備仕様書によりその生産可能性を保障した生産部品表の出図プロセスのことである。生産部品表出図の観点では、日本のメーカーは主に見込生産、欧米メーカーは主に受注生産の形式をとる。日本のメーカーの生産部品表出図プロセスは、在庫生産前提 ...more - トヨタ生産方式
トヨタ生産方式とは、TPS(Toyota Production System)と呼ばれ、「ジャストインタイム」と「自働化」をメインとして、徹底したムダの排除を目指す生産方式のこと。ジャストインタイムは、全ての工程が後工程の要求に合わせて、必要な物を、必要な時に、必要な量だけ生産・供給すること。これは、後工程を起点として、後工程 ...more - 日産生産方式
NPW(Nissan Production Way:日産生産方式)は、日産自動車が構築した、自動車の生産システムのことである。同社は、1997年5月に「同期生産導入宣言」を行い「NPWが目指しているのは、受注生産型『同期生産』である。」という同社の生産思想を明確に打ち出した。NPWでは、生産計画が徐々に精錬されていくプロセスと ...more - 有支
有支とは、有償支給の略である。有償支給とは、子部品や鋼材を取引先に有償で支給すること。取引先は支給された子部品・鋼材を自社部品と組付け・加工して発注元へ納入する。有償支給とは言い換えると、無償支給(タダ)でないこと。契約単価=支給受け取引先の単価90円+有償支給単価10円=100円を、 ...more - 受注組立生産
受注組立生産とは、受注生産の形態の一つである。繰返し受注生産との違いは、組立に必要な部品のリードタイムの違いである。受注組立生産では、モジュールや組立加工を終えたサブアッセンブリ形態(半完成品)で在庫を持ち、受注後、最終組立工程を経て出荷する。繰返し受注生産では、モジュールや ...more - 部品表
部品表(BOM: Bill Of Materials)とは、開発や生産で使用される狭義の部品表と、より広範囲に使用される広義の部品表に分けられる。開発で使用される部品表をE-BOM (Engineering BOM)、生産で使用される部品表をP-BOM (Production BOM)またはM-BOM (Manufactureing BOM)と呼ぶ。広義の部品表としては、商品企画 ...more - 製番管理方式
JIS(Z 8141:2001 生産管理用語)によれば、「製造命令書を発行するときに、その製品に関するすべての加工と組立の指示書を準備し、同一の製造番号をそれぞれにつけて管理を行う方式。」である。製造オーダーを発行するときに、製番(製造番号、英:Work Order)と呼ばれる番号を発行し、その ...more - リコール
リコールとは、国土交通大臣の型式指定もしくは認定を受けた、又は届出をした同一の型式の一定の範囲の自動車等について、その構造、装置又は性能が道路運送車両の保安基準(以下「保安基準」という。)に適合しなくなるおそれがある状態又は適合していない状態(以下「基準不適合状態」という。)にあり、かつ、その原因 ...more - 承認図方式
自動車メーカーが基本仕様を提示し、それに基づいて部品メーカーが部品を開発し、設計図を作成し、自動車メーカーの承認を受け、部品を製造する方式を承認図方式と呼ぶ。日本の自動車業界における外注調達部品の、二つに大別される開発方式のうちの一つ。自動車メーカーが外部から調達する部品費用の約60%が承認図方式に ...more - 設計変更
設計変更とは、機能や品質の改良、安全対策、法令の改正、作業性向上等を目的として、仕様の変更、工法や材質の変更を行うために部品等の設計図面、スペック等を変更することをいう。通常、略して"セッペン"又は"セツヘン"と呼称している。 設計変更に伴い当該部品等の生産を担当しているメーカーは設備、工法、材料等の ...more - 日産インテグレーティッド・マニュファクチュアリング・システム
Nissan Integrated Manufacturing System (NIMS)は、標準生産システムと呼ばれる、日産が構築した4種のプラットフォーム、8種のボディタイプに対応できるフレキシブルな生産ラインのことである。同じラインで複数の車種を同時に生産する技術を業界で初めて導入した、いわゆる「混流生産ライン」である。日産の提携先で ...more - モジュール化
90年代半ば以降、特に欧州の自動車メーカーが積極的に試みているのが、自動車生産のモジュール化(製造のモジュール化)である。これはアーキテクチャにおけるモジュール化(後述)とは異質の動きであり、混乱を招きやすい。自動車産業の生産現場で進められているモジュール化とは従来より大きい単位で部品をサブアッセンブリし、これ ...more - 日産Common Module Family
日産CMF(Common Module Family)は、車両を四つの物理的な領域に分け、さらに電気・電子領域をE/E Architectureとしてひとつのまとまりとし、これらの組み合わせにより柔軟に個別車種を創出する開発コンセプトである。四つの物理的領域は、エンジンコンパートメント、コックピット、フロントアンダーボディ、リアアンダーボディを ...more - フォルクスワーゲンMQB
MQB(独; Modularen Querbaukasten、英; Modular Transverse Matrix)とは、エンジンを横向きに搭載するFF車用の設計要素のセットを意味する。すなわち、従来のプラットフォームという大きな塊をより細かな設計要素(VW の呼び方では “Toolkit”)に分解し、それぞれの要素に適切なバリエーションをあらかじめ用意したうえで、それらの要素 ...more - Toyota New Global Architecture
TNGAは、より高い運動性能とデザインの自由度およびコスト削減を両立させることを狙いとして開発される新型プラットフォーム、あるいはその開発方針を意味する。TNGAでは、「走る」「曲がる」「止まる」といった運動性能の進化に加え、人間工学やスタイリングデザインの自由度の向上を目指している。従来トヨタでは、生産技術部門の力 ...more - AUTOSAR
オートザー、AUTomotive Open Systems ARchitectureの略。2003年に発足した自動車業界のグローバル開発パートナーシップである。活動目的は、インフォテインメントを除く領域で、車載電子制御ユニット用の共通標準ソフトウェアアーキテクチャを策定、確立することである。さまざまな車種やプラッ ...more - E/E Architecture
車両における、電気/電子(Electric/Electronic)アーキテクチャーのこと。ドライバーからの多様な機能の要求を満たすためには、E/Eアーキテクチャーを、多数のECUを用いたモジュール構造にする必要があると同時に、技術設計は生産を簡素化するために汎用的でなければならない。 1台の自動車に必要なソースコードの行数は2000年か ...more - FlexRay
FlexRayは、自動車メーカや主要サプライヤが共同で開発した、車載向け通信バス・システムの標準規格。確定性が高い上に、フォールトトレラント機能があり、データ伝送速度が高い(10Mbit/s)ことが特徴。ドライブバイワイヤやステアバイワイヤ、ブレーキバイワイヤなどのX-by-Wireアプリケーションに求められる、高いエ ...more - トランスミッション
トランスミッション(英: Transmission)とは、変速ギアや推進軸などからなり、動力をエンジンから活軸へと伝達する組立部品(ASSY)のことである。歯車の組合せにより回転速度とトルクの変換を行い、回転動力を動力源から他の装置に伝達するものはギアボックス(英: Gear Box)とも呼ばれる。イギリス英語では「トランスミッ ...more - マツダコモン・アーキテクチャ構想
CA構想とは、車格やセグメントを超えて共有された設計思想に基づき、多様な車両を開発する車両開発コンセプトである。具体的には、車両を構成する主な領域ごとに、車種を超えて共有する設計思想を設定し、これを個別の車種に転写することで効率的な車両開発を図ることを目指している。設計思想は、エンジンシリーズ、変速機シリーズ、 ...more - ステアリング
ステアリングは、走行中にクルマの向きを変えるための重要なシステムである。その構造は大きく分けて2つあり、ひとつ目はラック&ピニオン式と呼ばれるもので、ステアリングシャフトの先端にピニオンギヤを取り付け、それをシャフトに刻まれたラック(歯)と噛み合わせることでピニオンギヤの動きを横方向に変換する。構造自体が簡単な ...more - 電動パワーステアリング
エンジン出力を直接使用する油圧ポンプ駆動の油圧パワーステアリングは燃費性能への影響が大きいため、その影響を排除する目的で電動化されたパワーステアリングを電動パワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)と呼ぶ。電動パワーステアリングでは、高速道路走行中などステアリング入力がない場合には駆動されないため、冷却 ...more - ステアバイワイヤ
SBW(Steering By Wire)、ステアリングバイワイヤと呼ばれる操舵系のシステムを電気的に接続すること。またはそれをコントロールするECUモジュール群による操舵システムのこと。SBWは複数のECUにより制御され、ECUの多数決により故障を診断する。SBWが故障と診断された場合、EPSへ縮退す ...more - モデルベース開発
Model-Based-Development(MBD)とは、構想・設計・試作・検証といった一連のプロセスに、モデルとシミュレーションを活用した、制御システム・ソフトウェアの開発手法のこと。モデルベース開発は、抽象化された制御対象とコントローラを組合せることで、開発初期段階における最適な制御コンセプト決定や品質の向上に大きく貢献 ...more - 部品購買計画
日本の自動車メーカーにおける購買プロセスは、大きく2段階に分けることができる。サプライヤーに対する部品発注手続きの最初のステップは、月間生産計画に基づいて行なわれる。毎月自動車メーカー内部で向こう3ヶ月分の生産計画を立てる。その計画から導き出した必要部品の3ヵ月分の発注量を毎月サプライヤーに提示する。た ...more - 年間生産計画
毎年末~年初頃(4月スタートの場合)に、様々な需要予測データをもとにして行なう年間需要予測によって、翌年度(4月以降)の生産計画を立てる。これは年間生産計画であり、期待計画とも呼ばれるものである。生産予定計画(見込生産)ともいえる。通常は、1年間の総生産予定台数を、月別・車種別に分割する。これが自動車メー ...more - 月間生産計画
国内販売部門(営業部門)が、毎月初頭に全国の販売会社から車種別の向こう3ヶ月分の需要予測値(販売会社にとっては販売目標値)を受けとる。したがってN月分の生産については、N-3月に生産計画策定の最初のステップが開始されることになる。この数値に国内販売部門自身の需要予測を加え、同時に各ディーラーの販売能力に関する自動車メ ...more - BOMDEX
Daimler Truck GroupがSTEP AP214 CC8を適用して構築したBOM Data EXchangeシステムである。メインフレームで稼働するDaimlerのE-BOM上での設計変更デイリー差分データに基づき、子会社である三菱ふそうトラック・バスとデトロイトディーゼル向けのローカルE-BOM/P-BOM用変換データを提 ...more - 週間(旬間)生産計画
生産計画(年間生産計画、月間生産計画)に基づいて、自動車メーカーは販売会社との直接の情報交換を行いながら週毎あるいは旬毎に計画を見直し、工場別・生産ライン別の日産量を計画する。この場合の計画見直しのレベルは、各車種の仕様に関する修正であり、生産計画(年間生産計画、月間生産計画)の修正にあ ...more - 部品共通化
部品共通化とは、自動車においては複数の車種で、同一機能の部品を共通化することで、設計コスト、部品調達コストなどを削減する取り組みのこと。部品共通化の目的はその背景によって異なる。例えばトヨタでは、1980年代から1990年代にかけて製品が急激に多様化した後の、いわゆるバブル経済崩壊後に取り組まれた部品共通化は、多様化 ...more - 自動車排出ガス規制
自動車排出ガス規制は各国、地域毎に設定され、日本でも自動車排出ガス規制値として、その適用が義務付けられている。ただし、その規制値は検査時にのみ適用されるため、公道を走行するような実稼動状態の排出ガスを規制するものとはなっていない。オフサイクル規制として、検査モード以外で排出ガスを規制値を超え ...more - 源流対策としてのフロントローディング
フロントローディングは、自動車の製造においては、設計の初期段階から後工程を関与させることにより、設計後の試作や生産技術、生産工程において、予め一定の品質を保つための手法と言い換えることができる。一方、源流対策は、設計上問題が発生した場合に、その原因を源流まで遡って対策を行うことを意味しているが、 ...more - 見える化
「見える化」という言葉は、トヨタの生産現場から生まれた言葉である。本来は、問題の所在を視覚でとらえられるように、明確にするよう取り組むことである。欠陥もトラブルも、それらの異常が見えるならば、生産現場で対処できる。つまり問題点を顕在化させることであり、「目で見る管理」を意味するものであって ...more - ものづくり
「ものづくり」は日本製造企業の競争力の源泉である、との認識が定着している。産業界でも「ものづくり重視」を掲げる企業が増加している。一方で、そもそも「ものづくり」とは何かという点については明瞭な解釈が存在しない。「ものづくり」を「材料や部品に対し成形・加工・組立を行う固有技術あるいは熟練技能」と解釈する企業は多 ...more - 経験の活用
開発プロジェクトなどで得られたベストプラクティスを体系化、フィードバックすることにより先人の知識・経験・技術を継承する。これらの教訓(レッスンズラーンド:Lessons Learned)を充実していくことにより、例えば、開発プロジェクトを担当する技術者に対する教育効果が期待でき、またチェックリストの役割を担うことで見 ...more - 要求
上位システムのニーズに合致した高品質の成果物を、期間内、予算内に提供する(=QCD)ためには第一に「上位システムのニーズ」とは何かを把握する事が必要である。「上位システムのニーズ」をシステムの構築に的確に反映するために、明確化された上位システムの期待を要求(Requirements)と呼ぶ。 ...more