モノコック
クルマは、非常に数多くの部品から構成されていて、大きく分類すると、ボディ、シャーシ、エンジン、ドライブトレインと分けることができる。ボディは、ボンネット、ドア、トランクリッドなどを指し、基本的に鋼板で構成されている。
シャーシはもともと、クルマの骨格となるフレームを意味していたが、フレームの役割をボディが担う(=モノコック)ようになった現在は一般的に、サスペンション、ステアリング、タイヤ、ホイールなど、おもに足回り関連の構成部品を表すことが多くなっている。エンジンはクルマの心臓部ともいえるもので、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する内燃機関。ドライブトレインは、トランスミッション、ドライブシャフト、デファレンシャルなど、エンジンの出力を駆動輪に伝えるための駆動系部品の総称。
これらによりクルマは走ることが可能になるが、さらにボディ内部のインテリアも、クルマを構成する重要な部分。シートやダッシュボード、エアコンディショナーやオーディオなど、クルマの実用性や利便性、快適性を高めるためのアイテムが搭載されている。クルマを開発する際には、これらすべての構成部品が連携することで、性能やキャラクターが作り上げられていく。[1]
出典
- ^ JAFクルマ何でも質問箱－自動車はどんな部品で構成されているのですか？