ZV
ZVとは、生産管理ステータスの1つで、「ZÜV-Central Takeover Sales Department=販売部門への引き継ぎ」状態をさす。最終点検が終了すると、実際の生産工場での作業は完了し、オーダー処理プロセス上はセールスの責任に戻る。車両は引き続き工場内に在庫される。(ZVステータス)
引き取りと配送
完成後、車両はセールスに引き渡すため、特定の区画(ZUEVエリア)に、生産部門スタッフによって駐車される。セールスの運転手はそこで車両を引き取り、「Stand Administration System=スタンド管理システム(SPV)」によってセールスの視点で最適化され、自動的に選択された区画に車両を駐車する。駐車場は「Visualization SPV=可視化SPV」システムで視覚的に表示される。システムでは、個々の区画や列のステータス及び完了度合を、様々な色分けによって一目で見渡すことができる。完成すると直ちに、車両は顧客へ引渡されるか出荷される。この過程は販売システムVAFの一部であり、かつデータを供給する「Vehicle Delivery Planning and Control = 車両配送計画管理(FAPS)」によって管理される。FAPSシステムはSPVへのインタフェースを持ち、注文をこのシステムへインタフェースする。顧客自身に引き取られる車両は「Vehicle Delivery = 車両納入(WAL)」に引き渡される。この場合、顧客は自分の車両を引き取りにWeorthを訪れる。これに関連して、顧客は車両の書類の引き渡しをうけ、(希望する場合には)説明を受ける。顧客が(車両と共に)工場を離れるとすぐに、請求書が自動的に起票される。顧客が自ら工場を訪れない場合、車両は出荷される。顧客の希望と配送の宛先により、車両は陸路(運送業者を使う)か、鉄道輸送もしくは船便のいずれかで移送される。