AP242
STEP AP242の特徴。
- AP203とAP214を統合したデータ。
- パーツ形状のBrep情報が格納できる。
- パーツ形状のポリゴン情報が格納できる。
- アセンブリツリー構造は、AP242 XMLで表現可能。
- PMI情報が格納できる。
- ISOが定義し、LOTARが採用した3Dデータ長期保存データ。
- 特殊なシステムがなくてもテキスト検索が可能であれば、半永久的検索可能。
- 圧縮フォーマットのstpZがある。
STEP AP242とJT
STEP AP242とJTは、位相情報・幾何情報・PMI情報・表示情報が格納される。但しJTフォーマットの場合は、Parasolidで位相情報・幾何情報を持つが、Parasolidには曖昧な定義があり3次元CADとの相性が発生する。STEP AP242は、3Dデータ長期保存の観点から厳密に定義されている。JTは、用途により Visualizationデータの粗さを3段階に定義可能、STEP AP242は1段階のみ保存できる。STEP AP242には、変換保証機能がファイルに埋め込まれているが、JTには同様な機能はない。3Dデータ長期保存ではSTEP AP242フォーマットが適している。
参照規格
- ISO 10303