自動ブレーキ
衝突防止と被害軽減を目的として、予め設定された条件を満たした場合、自動的にブレーキを作動させること。欧州では2013年11月から全ての新型商用車に対して自動ブレーキの搭載が義務付けられており、2015年11月には全商用車の継続生産車にも拡大されることから、EUの各自動車メーカーは商用車だけでなく、乗用車にも早くから自動ブレーキを搭載。一方、日本でも、2014年11月から大型トラック・バスの新型車への自動ブレーキ搭載が義務付けとなり、2017年には継続生産車にも拡大される。
自動ブレーキの種類
- カメラ方式
- 車両前方の様子を映像化して障害物を判断
- 歩行者や自転車まで判別可能
- 雨や逆光の影響を受け易い
- 夜間はヘッドライトの照射範囲のみ認識
- コストが比較的リーズナブル
- ミリ波レーダー方式
- レーダー波の照射で100m以上の広範囲を探知
- 昼夜天候に左右されず高精度な識別が可能
- 高速走行時も反射波により障害物を判別
- 歩行者や自転車を検知し辛い→カメラを併用
- コストが比較的高価
- 赤外線レーザー方式
- 照射した赤外線レーザーの反射によって障害物を検知
- 検知範囲は近距離に限られる
- 低コストでコンパクト