出図
製品設計の完了を意味し、設計完了した図面を管理システムへ「完了」登録し、量産を開始すること。または、出図した図面により、部品サプライヤーに対し部品手配を行うこと。ただし、完成車メーカーや部品サプライヤーごとに意味は異なり、定義は様々である。例えば、試作中は部品表へは登録せず図面のみで管理し、出図と同時に部品表へ登録する、などである。この場合、試作部品の発注は個別に実施され、出図と同時に部品マスタへ登録されないと、量産部品の手配が間に合わなくなる。またM-BOMへの登録を手作業で行う場合、E-BOMとの不整合が発生し、量産立ち上がりに不具合を生じる可能性があるため、極力、E-BOMとM-BOMは自動連係することが望ましい。一方で、設計された形状(部品配置)のまま生産されるわけではないため、E-BOMからM-BOMへの変換にあたっては、なにがしかの人手が入るのは避けられないが、省力化の推進は必須である。
JIS「図面管理に関する用語」(JIS Z 8114)によれば、出図とは「登録した図面を発行する行為」である。単に図面に出力する(プロット)と言う意味で使われる場合もある。英; Drawing Release