日本の自動車メーカーにおいて、海外で完成車工場を新規に立ち上げる際、日本国内の既存工場を参考にする場合があるが、その時に参考とした工場のことをマザー工場と呼ぶ。マザー工場からは、生産ラインの配置や構内物流などの目に見える仕組みや制度に留まらず、暗黙知と呼ばれるものまでコピーする。日本のマザー工場制はむしろ、暗黙知を暗黙知のままコピーするための仕組みと指摘する研究者もいる。[1]
出典
- ^ 山口隆英(1996)「日本的生産システムの国際移転とマザー工場制」『商学論集』第64巻第3号
関連項目
委託生産