プロセス

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プロセスとは、「工程」もしくは「過程」と訳される。プロセスデザインアプローチでは「プロセス」とは「資源を活用して、価値を産み出すための一連の取り組み」のこと。また、ISO9001では、「プロセス」とは、「インプットをアウトプットへ変換する相互に関連する、又は相互に作用する一連の活動」と定義される。これらの活動には、人々や素材などの資源の割り当てが必要である。他のアプローチと比較した場合、プロセスアプローチの大きな強みは、プロセス間の相互作用のマネジメントとコントロール、及び組織の部門・階層間のインタフェースのマネジメントとコントロールにある。

プロセスアプローチの利点

  • 計画した結果を達成できるようにするためのプロセスの統合及び整合。
  • プロセスの有効性と効率に努力の焦点を合わせる能力。
  • 首尾一貫した組織のパフォーマンスに関して、顧客及びその他の利害関係者への信頼の提供。
  • 組織内の運用の透明化。
  • 資源を効果的に使用することによるコストダウン及びサイクルタイムの短縮。
  • 結果の改善、一貫性、予測可能性。
  • 焦点を絞り、優先度を付けた改善の第一歩のための機会の提供。
  • 人々の関与の促進、及びその責任の明確化。

システムズエンジニアリングでの定義

実行される一連の関連した行為(アクション)や活動(アクティビティ)の事で、入力と出力が存在する。 入出力に整合性がないと抜けが生じ、追跡可能性(トレーサビリティ)がないと入出力の変更に対し漏れが生じるという問題が生じる。プロセスもシステム同様、様々なレベルで用いられるため、プロセスの中にサブプロセス群が存在しうる。プロセス群の流れを図の形式で示したものをプロセスフローチャートと呼ぶ。プロセスフローチャート全体で見て入出力が有れば、プロセスチャート自体が、プロセスととらえることもできる。[1]

出典

  1. ^ システムズエンジニアリングの基本的な考え方 初版 JAXA 2007年4月B改訂