ステアリング操作を補助(軽く回る)する機構のことをパワーステアリングと言う。補助する方式には油圧式と電動式があり、油圧式はエンジンの駆動力を直接使って油圧ポンプを駆動し、発生した油圧を使って、ステアリング操作を補助する。電動式はエンジンの駆動力で発電された電気を使って、ステアリング操作を補助する。油圧式は常にエンジンの駆動力を必要とするため、3%程度の駆動損失が発生するが、電動式はエンジン負荷の低いときに発電され、蓄電された電気を使用するため、油圧式より駆動損失は少ない。また、電動式は直進走行時などステアリング補助が不要なときは休止しているため燃費向上に貢献する。